親父の山歩き報告 (NO.37) NO.2 9月26日
初心者親父、白馬岳から唐松岳への稜線歩き 三大キレットの最後、不帰ずキレットに挑戦 |
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唐松岳頂上、沢山の人で賑わっています シャッターを頼むのに困ったキレットと えらい違いです |
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2009年 9月25日(金)〜 27日(日) 洛西オヤジ
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◆ 今日は、洛西オヤジです。今年はこれで最後かな〜(いやもう1〜2度行きたいな〜無理かな〜)又奥の山行きの報告させてもらいます。三大キレット最後になった不帰ず(帰らずと読むらしいです、ふがえり、とか、戻れず、とかゆう人もいるみたいです)どっちにしてもエライ物騒なコースみたいです。又ヘタクソ写真、師匠にご面倒かけてなるべく沢山載せてもらい、報告させてもらいます。毎度の事ながらオヤジと一緒に歩いて疲れてもらい、チョッピリ感動してもらえたら幸いです。
◆(二日目)9月26日(土)
まだ暗いのでライトを頭にヨタヨタと歩き出します。ここで問題を、白馬山荘の敷地内に富山、長野、の県境が通っているのは有名な話ですが、県境を挟んでどちらにも宿泊設備や厨房があります。下界のホテルや旅館と同じく消防、保建所の立ち入り検査が定期的に行われます。その実態が問題です。
A 長野、富山、関係機関の申し合わせで隔年で交代で実施
なにのんきな事ゆうてんのや、まだ暗い稜線をヨタヨタと進みます。実は一昨年でしょうか、オヤジは同じ稜線を歩いた事があります。その時は雨で大変な歩きでした。景観も無くトボトボと歩いた記憶がよみがえります。今回は雨も降らず杓子岳の分岐辺りでは明るくなり、雲海の上にチョコンと劔、立山の山頂が浮かんでいます。 此処でオヤジに迷いが、杓子岳、白馬鑓ヶ岳、そして本家白馬岳、が俗に結う白馬三山。しかし稜線を歩く人の多くは杓子、鑓、は巻いてスルーする人が多いのです。確かに巻き道の方が踏み跡もしっかりしています。でも稜線歩くからには行きたいですものねー、オヤジがんばりました。(実際はやめたらよかった、あーしんど)
何とか昨日の左足の痛みは治まっています。このまま今日一日歩けますように鑓の山頂を過ぎ、鑓温泉の分岐点に前回は此処まで、鑓温泉に向いました。雨の中、今回は天気はグー気分もいいです。すぐ天狗山荘が見えています。あたりは硫黄の匂いがたち込めています。そやけど鑓温泉もいきたいな〜、これがかけ流しやーとゆう湧出量がものすごい温泉なんです、又の機会に。 さて分岐からすぐに到着した天狗山荘は、もう営業は終了。村営だそうで、これからの紅葉にもったいないな〜此処から天狗の頭までは、比較的にフラットに地形は歩く者を迎えますが、やがて目の前に現れました。不帰キレットの全貌、うわあーエライとこやなあー。
先ずは天狗の大下りから始まります。降りただけ、いやそれ以上に登るのは目に見えています。鞍部から見上げると、強烈な岩稜が頭の上に迫ってきます。恐いな〜と思いつつも、行かなければなりません。この辺りがなんともたまらん所なんです(アホか、おかしいで)今迄で一番いったるぞーと闘志を沸かす状況ですが、腰を折るようですが、実際は欲しい所にチャンとクサリとハシゴがあり、少々高所のためお尻がこそばゆいところがありますが、キレット歩きとしては、楽しめるコースだと生意気にも思うオヤジであります。
そのうち遠くの稜線に沢山の人の影が唐松岳、しかしまだまだ遠いな〜エッチラ、ヨイショヨイショ(くさりにつかまっている表現)恐さよりバテのほうが強いです。こんな時間でも何人かの人が降りてきます。「白馬まで行きます」とゆう若いカップル、「天狗でテン泊します」とゆう若者。いずれにもオヤジは「天狗の小屋はしまっていますよ」と声をかけます。オヤジと違って皆さんご存知でした。それにしても白馬まで行きます、とゆうカップル。オヤジは「大丈夫ですか、時間は暗くなるのが早くなっていますが」といらぬお節介、「はい、キレットさえ抜ければ、後は暗くなっても大丈夫だと思います。踏み跡もしっかりしているので、夕景楽しみながらいきます。」おみそれしました。
どうもランクが全然違うカップルでした。そのほかキレット二峰南であった、若いご夫婦、「キレットを少し楽しんで、元に戻ります」とのこと。オヤジ「楽しんでとは、エライ余裕ですねー、私など恐くてヨレヨレで、ここまでたどり着いたのですが、年寄りの冷や水はいけませんねー」「うそでしょー、まだお若いのに上から見ていたらカッコ良かったですよ、」お世辞いわれて、冷やかされて、それにしても、やはりこんな時間にキレットにいる人は凄い人が多いです。 やがて声が聞こえだして、人で賑わう唐松山頂に到着。やはり白馬山荘を出て8時間はとっくに過ぎています。でも足に痛みが出なかったのはラッキーでした。しばらくは歩けた達成感で、ボーと景色を眺めていました。あんなに遠かった劔が近くに迫っています。やれやれと小屋に向かうオヤジ、しかし強者は八方尾根をリフト乗り場に向うそうです。
最終リフト16時30分、凄いなあーその反面唐松岳はリフトで結構上まで登れ、八方尾根もそれほど強烈なコースではないので、比較的初心者の人の入門コースみたいになっています。その分当然唐松岳頂上山荘は大賑わいです、しかたありません。この時間から下まで降りる気迫はオヤジにはありません。天気もいいので黄昏の景色を楽しみに、又明日の朝の景観を楽しみに、賑わう小屋で一夜を過しましょう。 【 記: 洛西オヤジ 】 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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